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2006.08.06 Sun
『Op.ローズダスト 上下』-BOOK
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2006年秋、アクトグループの役員を狙った連続テロが起こる。
実行犯は入江をリーダとする「ローズダスト」と名乗る5人グループだった。
警視庁では並河警部補が防衛庁の丹原とともに操作に当たることになった。その中で丹原と入江の深い因縁を知ることになる。
二人はダイスの要員であり、ある事件を元に袂を分けたのだと。
しかし二人を取り巻き、事件は意外な方向に向かっていく。


福井作品の王道。
あるいみマンネリとも言えるかもしれない。
どうも出だしがもったりとしていてなかなか読み進められなかったのだけれど、後半に入ってからはスピード間が出た感じ。

福井氏が小説の中で究極的に問うているのはいつも「どう生きるのか?」ということなんだと思う。
国家にだまされても、国家に忠誠を尽くす丹原。
うまく国家に利用され、干されても、自分の信念を曲げない並河。
それぞれがそれぞれの立場でできることできないことがありながら、
最後は自分に誇りを持った生き方をしたいとどこかで感じているのではと思わせる展開。
人は最後は大事な人のために動くのだというのもこのストーリで語られている大事なひとつのことかもしれない。

革命を起こしたくなる人の気持ちも分かる。
そのくらいのインパクトがないとこの国は変わらないだろうという考えには賛同する。だけどテロはだめだ。
結果を出すために何をやってもいいというのはどこか間違っている。

国家が何をしてくれるかでなく、国家のために何ができるかという演説をした大統領がかつてアメリカにはいた。
日本でもそれを問う時期に来ているのかもしれない。
天災や戦争、紛争はないに越したことはない。
だけれどもし起こったときに何もできない国家では国民は犬死するしかない。平和を訴えることも重要だけれど、周辺のきな臭さをもう少し理解した上でこの国がどんな選択をしてくかを見守る、決断できる国民でいたいと思う。

いつも福井作品を読むと社会を政治を考えなけらばならない衝動に駆られる。

おすすめ度:★★★★☆(福井ファンに限定)

thema:読んだ本。 - genre:本・雑誌

 18:03:51   comment:0   trackback:1   [MyFavarite-Book/Comic]












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福井 晴敏「Op.ローズダスト」

「亡国のイージス」「ローレライ」の福井 晴敏さんの最新刊です。Op.ローズダスト(上)Op.ローズダスト(下)<あらすじ>国防のための特殊工作員として過酷な訓練を受けた入江一功と丹原朋希。しかし、防衛庁幹部3人が 我が身かわいさに彼らを裏切ったことで、ある任務が頓挫

チョウの檻  2006.08.13 09:02
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